パルミラフルーツの味と健康効果

パルミラフルーツとは

 

 

パルミラフルーツという名前はまだメジャーではありません。おそらく殆どの人が知らないかと思います。パルミラフルーツとはパルミラヤシの実のことを指しています。別名はオウギヤシです。これは熱帯アフリカ原産で、東南アジア~インド東部で栽培されています。

 

パルミラヤシ(オウギヤシ)は、ヤシ科パルミラヤシ属の常緑高木で、シュガーパームとも呼ばれます。木の高さは30m以上にもなり、扇のように放射状に大きく広がる葉を付けるのが特徴です。そのため、現地では日よけ用に庭に植えてあることも多いそうです。

 

内陸部の乾燥地帯でも問題なくよく育ち、直径約15cmの果実を付けます。果実の内側の胚乳(種子植物の種子を構成する組織の1つ)やスプラウト(主に穀類、豆類、野菜の種子を人為的に発芽させた新芽)が食用にされます。

 

また、花序液を煮詰めたパームシュガー(ヤシ類の花序や幹の樹液・パームシロップ、パームハニーから採取できる砂糖)が作られます。ちなみに同じヤシでも、ココヤシから同様に取れる砂糖の場合は「ココナッツシュガー」と呼ばれます。

 

他には発酵させることでヤシ酒が作られます。ヤシ酒は、ヤシから採れる液体を醗酵させて作る醸造酒の総称です。醸造酒のヤシ酒を更に蒸留して作る蒸留酒もあり、こちらをヤシ酒と呼ぶ場合もあるようです。